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合唱指揮者 谷 郁 オフィシャルウェブサイト

合唱指揮講習会 in Engers

ウィーンの夏は既に終わってしまった様相ですが・・・

今年の夏の最後の講習会として、ドイツ・ライン川沿いのエンガースという小さな街で行なわれた合唱指揮講習会に参加しました。

この講習会の講師はMorten Schuldt-Jensen(モルテン・シュルト・イェンセン)というデンマーク出身の合唱指揮者で、
私は今回を含めて4回、彼の講習会に参加しました。
毎年複数の講習会に参加している私ではありますが、通算3回以上参加した講習会はこのシュルト・イェンセン氏の講習会のみで、
それだけ内容がおもしろく、奥深く、刺激的な講習会です。
この講習会の規模は比較的小さく、毎回受講生は25〜30名程度。
そのメンバーがそのまま合唱団として歌います。
その中で指揮者としてコースに参加したい受講生が初日にオーディションを受け、選ばれた8名が一週間のコースの間、アクティブ受講生として合唱団の前に立ち指揮を振ります。
私はこれまで3回アクティブに選ばれ、毎回大変貴重な経験を積ませてもらいました。
シュルト・イェンセン氏は自身の指揮を「機能的合唱指揮」と呼びます。
彼はスポーツ学などを学んだ経歴もあり、人の体の機能を熟知しています。
そして、体、特に腕と手の動きが歌い手の体にどのような影響を与えるか、という観点から独自の合唱指揮メソッドを打ち立てており、それをこの講習会で伝授してくれます。
具体的な内容については文章だけで説明できるものではないので省きますが、
この写真を見ていただければ、その指揮法が如何に独特か、察して頂けるのではないでしょうか。
「不思議な格好」に見えるかもしれませんが、彼の指揮で歌うと驚くほど歌いやすく、
そして彼のメソッドで指揮をすると、驚くほど合唱団の音が変わるのです。
合唱を指揮する、とはどういうことなのか。
年に一度この講習会に参加するたびにその原点に立ち返らされます。

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