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合唱指揮者 谷 郁 オフィシャルウェブサイト

6月の演奏会

ウェブサイトの更新をすっかりご無沙汰してしまいましたが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。
この5月6月は特に演奏会ラッシュで、合唱界隈も盛り上がっていますね!
私も6月3日と4日に久しぶりに二日連続の本番を控えているためご案内をさせてください。

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Muzica Slavi 晩祷 × Hugo Distler Vokalensemble
Joint Concert

2022年6月3日(金) 19:00開演
東京カテドラル関口教会

指揮:谷郁
オクタビスト:鈴木雪夫
フルート:西下由美
演者:佐藤二葉

プログラム
ディストラー作曲: 死者の踊り(Totentanz) / Hugo Distler Vokalensemble
ラフマニノフ作曲:晩祷 / Musica Slavi

*チケットは完売しております。

前半に演奏するディストラーのTotentanzは、私にとって思い入れの深い楽曲です。留学時にこの作品に出会い、ディストラーという作曲家に強く惹かれました。そしてそのディストラーの作品をたくさん演奏したいと思い、留学から完全帰国して一番最初に作った合唱団がHugo Distler Vokalensemble(フーゴ・ディストラー・ヴォカールアンサンブル)です。大切な合唱団と共に、大切な楽曲を、カテドラル大聖堂というすばらしい場所で演奏できること、とても嬉しく思っています。

後半に演奏する晩祷は、今回はじめて取り組む楽曲です。ムジカ・スラーヴィの方から今回のプロジェクトで客演指揮をしてほしいとお声がけをいただき、ラフマニノフについても、正教会についても、教会スラブ語についてもわからないことだらけではありましたが、合唱団のみなさんや、オクタビストの鈴木先生に助けていただきながら一緒に演奏を作り上げてきました。そして多くの方が虜になるこの作品の魅力の一端を、私も噛み締めているところです。

演奏時間40分のTotentanzと、演奏時間60分の晩祷。Totentanzは声による演技と、フルートの間奏を伴いますが、どちらも合唱部分はすべてアカペラです。
アカペラの大曲2曲ということで、合唱団にとってはいっときも気の抜けない時間になりますし、私にとっても未知の領域なのですが、大聖堂の力を借りて、この素晴らしい2作品の魅力をお届けできればと思っています。

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ムウジック! / Mu Project初の単独公演

2022年6月4日(土) 18:00開演
豊洲シビックセンターホール

【出演】
指揮  谷郁(客演)、伊藤鑑、茂木謙介、宮城太一、山内祥平
ピアノ 松元博志
合唱  Mu Project


【演奏曲】
男声合唱とピアノのための Fragments -特攻隊戦死者の手記による-(信長貴富)
秋のピエロ(清水脩)
はらへたまつてゆくかなしみ(松下耕)
はじめに……(松下耕)
ヒスイ(信長貴富)
第二ヴォカリーズ(武満徹)
Die Nacht(Franz Schubert)
Ich schwing mein Horn ins Jammertal 《Fünf Lieder op.41》(Johannes Brahms)
Husarendurchmarsch《10 Gesänge, op.83》(Max Reger)

【チケット購入】
https://t.livepocket.jp/e/mu-pro-sic

こちらは今年初めてご一緒させていただく男声合唱団Mu Project(ムウプロ)さんの単独コンサートです。ムウプロの演奏は以前から合唱コンクールなどで聴いたことがあり、とても主体的な歌を歌うグループという強い印象が残っていました。今回客演にお呼びいただくにあたり、これまで日本語の作品を歌うことが多かったムウプロにとっては挑戦とも言えるドイツ語の作品に一緒に取り組んでいるのですが、正直みなさんのセンスの良さというか、音楽に対する感性の鋭さに驚いています。6/4のコンサートに向けて、限られた時間ではありますが全力でぶつかっていきたいです。私が指揮するのは1ステージのみなので、他を聴けるのも楽しみです!
こちらはチケット絶賛発売中ですので、ぜひお越しください!!

 

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